「台湾のアカデミー賞」で中国映画が圧勝、ネット上で「政治的介入」指摘も―台湾

Record China    2014年11月24日(月) 10時18分

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23日、台湾のアカデミー賞「金馬奨」で、今年は主要部門のほとんどを中国映画が受賞。台湾のネットユーザーからは不満の声が上がり、政治的介入も指摘されている。写真は「推拿」のロウ・イエ監督。

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2014年11月23日、台湾のアカデミー賞「金馬奨」で、今年は主要部門のほとんどを中国映画が受賞。台湾のネットユーザーからは不満の声が上がり、政治的介入も指摘されている。中国時報が伝えた。

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今月22日に閉幕した第51回金馬奨では、21部門のうち中国映画が15部門で受賞。最優秀作品賞には中国映画「推拿」が選ばれ、今回最多の6部門を制覇。最優秀主演男優賞も中国の俳優チェン・ジェンビン(陳建斌)が受賞した。

台湾映画が惨敗した今回の金馬奨について、ネットユーザーからは不満の声が噴出。「いったいどこの国の映画祭だ」「まるで中国の金鶏奨を見ているようだ」と批判が高まり、さらには政治的介入があったのではと疑う声も聞かれる。

今年の話題作「KANO 1931海の向こうの甲子園」は、最も受賞が期待された作品だったが、完敗に終わっている。同作は「日本の占領下にあった台湾を美化している」として、中国当局がキャンペーンおよび公開を禁止していると話題になったばかり。それだけにネット上では敏感に反応するユーザーが多い。

これに対し、審査委員長で女優のジョアン・チェン(陳冲)は、今回の審査が「公明正大」であり、「いかなる勢力の影響も受けていない」とコメントしている。(翻訳・編集/Mathilda)

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