党機関紙が異例の批判記事、「こんな党幹部は人々の反感を買う」―中国

Record China    2014年12月3日(水) 14時54分

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1日、人民日報は党幹部の視察時によくある事例を挙げ、痛烈に批判した。写真は視察の際に見せた笑顔が不謹慎と非難された陝西省安全生産監督管理局の楊達才元局長。高級時計をいくつも持っているとネットユーザーに暴露され、調査の末に解任された。

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2014年12月1日、中国共産党の機関誌・人民日報(電子版)は、「こんな党幹部は民衆の反感を買う」として、党幹部の視察時によくある5つの事例を挙げて、これを痛烈に批判した。

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1つ目は、視察に訪れても握手やあいさつをしただけですぐに帰ってしまう党幹部。現地の人々の質問に答えられない幹部や、現地の報告をただ聞くだけの幹部もだ。

2つ目は、農村を視察するのにブランド品で身を固めた党幹部。女性の場合はハイヒールに日傘、タイトスカートをはいた党幹部も。出迎えた農民は「農村に何しに来たんだ?」とあきれるばかり。

3つ目は、視察先の座談会でやたらと英語や流行語を使ったり、過去の偉人や有名人の言葉を引用する党幹部。

4つ目は、視察先で陳情者の姿を確認したとたん、公用車に乗り込んでその場から逃げようとする党幹部。

5つ目は、視察先でさんざん飲み食いする党幹部だ。

この記事に中国のネットユーザーは高い関心を示し、さまざまなコメントを寄せている。

「幹部の視察はすでに形式主義化している。人民のために働く幹部なんて存在しない」

「だからこそ選挙制度が必要なんだ。幹部が幹部を選ぶから、こういうことになる」

「反感どころか、吐き気がする!」

「人民のことを考える党幹部が出世するとは思えないが」

「驚くことはない。これが中国の特色ある社会主義なのだから」(翻訳・編集/本郷)

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