中国外交部、汚職ランキング悪化に反論=中国ネットは否定的な態度の一方で、意外な声も

Record China    2014年12月4日(木) 10時0分

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3日、国際的なNGO団体が発表した汚職指数ランキングで中国の現状が悪化していることについて、中国外交部の華春瑩報道官が「現実とは違う」と発言。これに対しネットユーザーが反応を見せている。写真は3日の中国外交部定例記者会見。

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2014年12月3日、汚職の撲滅に取り組む国際的なNGO団体「トランスペアレンシー・インターナショナル」が発表した、各国の汚職指数ランキングで中国の現状が悪化していることについて、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官が「現実とは違う」と発言した。これに対しネットユーザーが反応を見せている。

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中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は汚職撲滅に力を入れており、高官も容赦なく取り締まっている。ところが、同ランキングでは100位と前年の80位より悪化している。同ランキングについて華報道官は3日の定例記者会見で、「汚職撲滅に対する中国政府の決心と成果は明らか。汚職ランキングは中国の実情とかけ離れており、著しく食い違っている」と発言した。以下は同ニュースに関する中国ネットの反応。

「中国政府はいつもこうだ。国際的な基準は中国では通用しない。自分たちの基準を押し通そうとする。だが、そんな基準誰が信じるんだ?」

「なぜ問題に直視しない。なぜ人の意見を受け入れようとしない。これではあまりにも品格がない」

「事実を認めることは決して恥ずかしい事ではない。汚職撲滅の過程で幾分か印象が悪くなることは否めない」

「同団体のランキングは非常に客観的で冷静な評価。中国も問題の所在は分かっているだろうが、深く根を張る汚職を根絶することは難しい」

「中国がどれだけ真剣に汚職撲滅に取り組んだのか、国民のみならず世界も目にしたはずだ。ただ、根絶の道は長い。将来中国の汚職ランキングが大幅に改善されることを信じている」

「外国人の見方など気にする必要はない。これは中国自身の問題。他国が干渉できることではない」

「中国政府は海外の団体に気をとられず、国民に対して責任を果たせばそれでよい」

「同ランキングで上位に選ばれた国は、どれだけ賄賂を贈ったのだ?同団体の汚職も徹底的に調べるべきだ」

中国のネットでは、汚職ランキングの悪化に中国外交部が反論したことに否定的な意見が大半を占めたが、中国の反汚職活動を評価する声も聞かれた。(翻訳・編集/内山)

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