中国軍の退役少将をスパイ容疑で逮捕、今後の中台関係に暗雲漂う―台湾紙

Record China    2014年12月8日(月) 2時24分

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4日、台湾紙・聯合新聞によると、台湾国家安全局の王徳麟副局長は、中国人民解放軍の退役少将の男をスパイ容疑で逮捕したと発表した。写真は台湾。

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2014年12月4日、台湾紙・聯合新聞によると、台湾国家安全局の王徳麟(ワン・ダーリン)副局長は、中国人民解放軍の退役少将・鎮小江(ジェン・シャオジアン)をスパイ容疑で逮捕したと発表した。5日付で中国・環球網が伝えた。

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鎮容疑者は軍を退役後、福建省アモイ市で公職に就き、台湾と取引のあるビジネスマンや台湾の退役軍人らと接触。その後、活動の場所を香港に移し、情報提供者となる人物探しを行った。先の台湾統一地方選挙で、金門県の県長候補として出馬し落選した退役少将・許乃権(シュー・ナイジエン)は鎮容疑者の協力者として当局に身柄を拘束された。また元空軍士官学校教官の周自立(ジョウ・ズーリー)容疑者も、鎮容疑者に軍事情報を提供した容疑ですでに逮捕されている。

これまで台湾当局が明らかにしてきた中国によるスパイ活動は、すべて中国本土か海外で行われていたもの。鎮容疑者は台湾で初めて逮捕された中国籍のスパイであり、今後の中台関係に大きな影響を及ぼすのは必至だと同紙は伝えている。(翻訳・編集/本郷)

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