産経新聞、米国のユダヤ系団体から書籍広告で抗議を受け、謝罪―米紙

Record China    2014年12月9日(火) 8時27分

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8日、産経新聞がユダヤ人を中傷する書籍の全面広告を先月26日の東海・北陸版に掲載し、米国のユダヤ系人権団体から抗議を受け、同社の社長が紙面で謝罪した。米紙が報じた。写真は都内の書店。

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2014年12月8日、産経新聞がユダヤ人を中傷する書籍の全面広告を先月26日の東海・北陸版に掲載し、米国のユダヤ系人権団体から抗議を受け、同社の社長が紙面で謝罪した。米紙が報じた。

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米紙ウォールストリート・ジャーナルは6日、産経新聞が先月26日の東海・北陸版に掲載した書籍の全面広告について、米国のユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」から抗議を受けたと報じた。問題となった書籍はネット・ジャーナリストのリチャード・コシミズ氏の著書。第二次世界大戦のナチスによるユダヤ人虐殺を否定しているほか、東日本大震災などがユダヤ人の陰謀によるものなどと書かれるなど、ユダヤ人を中傷する内容であるとして、サイモン・ウィーゼンタール・センターは産経新聞を「真実を追求するジャーナリズムの責任を売りとばした」と批判し、謝罪するよう抗議した。産経新聞の熊坂隆光社長は6日付の朝刊で「広告審査の手続きに欠陥があった」と述べ、「おわび」を掲載した。

この報道に、米国のネットユーザーからは「書籍を刊行した出版社は、おかげで無料の宣伝ができたと感謝しているだろう」「ユダヤ人としてこの書籍の内容に気分を害するが、それ以上に、抗議を受けてすぐに検閲行為に走ろうとするような日本の動きに腹が立つ」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/Yasuda)

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