仏で大好評の日仏合作映画「千年の一滴 だし しょうゆ」、日本公開へ=「近年最高のドキュメンタリー」の声も

Record China    2014年12月13日(土) 14時6分

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10日、仏で今年8月に放送され、あまりの好評に6回も再放送された日仏合作のドキュメンタリー映画、「千年の一滴 だし しょうゆ」が2015年1月2日に日本公開する。

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2014年12月10日、仏で今年8月に放送され、あまりの好評に6回も再放送された日仏合作のドキュメンタリー映画「千年の一滴 だし しょうゆ」が2015年1月2日に日本公開される。

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最新の食品化学で「だし」は健康によく、理に適っていることが証明されている。同作では、漁師・農家・禅寺・料亭・科学者など、「だし」をめぐる人々の営みを追い、大自然から「うまみ」のエッセンスを取り出してきた日本人の知恵を描いている。

さらに、和食の「うまみ」が詰まった調味料であるしょうゆ・さけ・みりん・みそが1種類のカビ(麹カビ)によってつくられたことなど、千年に渡って磨かれた職人たちの知恵と、麹カビによる和食創世のドラマが展開されている。

同作について仏プロデューサー、リュック・マルタン=グセ氏は、「このドキュメンタリーは、食文化、あるいは日本文化について、これまでの理解を はるかに越えた世界へと、われわれを誘ってくれる」と称え、仏の観客「太古以来のこの叡智。それを西洋は今、改めて発見し直すところから始めなくてはいけない!」、独の観客「私が近年観た中で最高のドキュメンタリー。ほんとうにありがとう!」と絶賛の声が相次ぎ聞かれた。

柴田昌平監督は、「人は自然と向き合い、どのように食を手に入れていったのか。『自然と向き合う叡智』を 日本列島に暮らす各地の人々を訪ね、見つめた。同作は『和食』を人類の文化として捉えた作品」と述べている。「千年の一滴 だし しょうゆ」は2015年1月2日に東京で公開され、全国で順次公開される。(編集/内山)

柴田昌平

ドキュメンタリー映像作家。初監督作品の「ひめゆり」が2007年キネマ旬報ベストテン文化映画1位に選ばれ、「森開き」は2011年の児童福祉文化省厚生労働大臣賞を受賞。ドキュメンタリー番組も数多く制作し、NHKスペシャル「クニ子おばばと不思議の森」など多くの作品が海外で受賞している。

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