2014年12月12日、環球網によると、大韓航空機が滑走路から引き返した騒動のきっかけとなったナッツが、品切れ状態になっているという。

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5日、米ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港で、大韓航空のファーストクラスに搭乗した同社の趙顕娥（チョ・ヒョンア）副社長は、乗務員がナッツを袋に入ったまま出したことに激怒。機内サービスの責任者にマニュアルの確認を要求したが、すぐに対応できなかったために飛行機を滑走路から搭乗口まで引き返させ、この責任者を降ろした。これにより、運航に20分の遅れが生じたが、乗客には一切の説明がなかったという。趙副社長はその後、辞任を表明している。

韓国紙・東亜日報によると、“ナッツ・リターン”騒動のきっかけとなったナッツが、ネットユーザーの間で話題となり、「1袋注文した」「これか！高い燃料費も省みず飛行機を引き返させたというナッツは…」などのコメントが寄せられているほか、「あのナッツを食べた」「塩味が効いていて、酒のつまみにぴったり」などと題したスレッドまで登場しているという。

話題になったことで人々の購買欲がそそられたのか、大韓航空機で提供されたものと同じブランドのナッツがあちこちで品切れ状態になっている。また、ある韓国のショッピングサイトは「多くを語る必要はない、あのナッツだ」との広告を打ち出して同ブランドのナッツを販売。売り上げは騒動が起きる前の週から643％増加したという。（翻訳・編集/TK）