2014年12月15日、米紙ロサンゼルス・タイムズが掲載した「日本のナショナリストが慰安婦に関して歴史を修正しようとしている」と題した社説に、米国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

【その他の写真】

ロサンゼルス・タイムズは11日、「日本のナショナリストが慰安婦に関して歴史を修正しようとしている」と題した社説を掲載した。記事では、現在、日本で右翼思想を持ったナショナリストたちが、第二次世界大戦時の日本軍が作った性奴隷制度によって慰安婦の女性たちに日本兵に性的行為を提供させていた事実はなかったものとして、世界を説得しようとしていると批判。また、カリフォルニア州グレンデール市に設置された慰安婦像の撤去を求めて在米日本人らが起こした訴訟では、原告の訴えが棄却されたことにも触れているほか、安倍晋三首相が平和憲法の解釈変更によって、日本の軍事力強化に力を入れ、太平洋地域で日本が中国と匹敵する立場に立てるようにしようとしていると述べている。この記事に、米国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「日本は慰安婦制度について否定していない。けれど、慰安婦だった女性たちの大半が日本人だった。20万人の韓国人女性が誘拐されて慰安婦にさせられたというのは、虚偽の証言に基づいた話だ」

「もちろん日本は歴史を書き換えるべきではない。だが、私には慰安婦像を設置する必要性が分からない。慰安婦像を設置することによって、現在の日本人や韓国人にとってどんな利益があるのだろう？私たち米国人は、もし黒人奴隷の像を設置したとしたら、気分がいいだろうか？」

「何世紀にもわたって女性は男性によって物として扱われ、虐待され、奴隷として扱われてきた。世界中のあらゆる国が女性を不当に扱うという罪を犯してきているが、常にその行為は正当化されてきた。慰安婦像は、女性が不当に扱われてきたことを私たちに思い起こさせるために、設置したままにしておくべきだ」

「このロサンゼルス・タイムズの社説は、中国共産党か韓国が関与して書かれたものだろう。ロサンゼルス・タイムズの定期購読をキャンセルするよ。もし中国が世界にどんな情報を発したいか知りたければ、チャイナデイリーを読めばいいのだから」

「日本人は礼儀正しくて教養もあるが、彼らを見ていると、非人間的な女性虐待を行い、そのことを後悔すらしていない人々の子孫だということを思い出してしまう。安倍政権の元で歴史を書き換えるという新たな罪を犯そうとしている日本人に対して、行動を起こすべきだ。彼らの卑劣な行動を全て記録して、世界中に知らせ、後世にも伝えていかなければいけない」（翻訳・編集/Yasuda）