アンジェリーナ・ジョリーが監督した戦争映画、中国公開で新たな火種に―中国紙

Record China    2014年12月17日(水) 6時18分

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15日、アンジェリーナ・ジョリーが監督した第2次世界大戦をテーマにした映画「アンブロークン」が日本から集中攻撃を受け、多方面の注目を集めている。

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2014年12月15日、アンジェリーナ・ジョリーが監督した第2次世界大戦をテーマにした映画「アンブロークン」(Unbroken、中国語名「堅不可摧」)が日本から集中攻撃を受け、多方面の注目を集めている。寧波日報が伝えた。

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「アンブロークン」は米国の第2次大戦の英雄、ルイス・ザンペリーニ氏の回想録2編を基にしたもので、ザンペリーニ氏が第2次大戦中に捕虜となり日本軍から残酷な虐待を受けたが、信念と勇気を以って生き延びた経歴を描いている。

歴史の真相を明らかにし、残酷な戦争を反省するこの映画は11月17日、オーストラリア・シドニーで世界初公開されて好評を集めたが、日本では抵抗に遭い、誹謗や攻撃さえ受けている。

ツイッターでは、映画やアンジェリーナ・ジョリーに対する疑問や罵声が登場し、なかには「『アンブロークン』の制作会社であるユニバーサル・スタジオの日本支社に対しボイコットする」という意見も出ている。

「アンブロークン」の撮影開始以来、日本の保守系メディアは一貫して高く注目している。同映画が「反日」色を帯びており、日本国内で強烈な抵抗を招いていると称し、また制作会社が近く訪れる第2次世界大戦終戦70周年にあわせて同作品を公開することに不満を表明している。

専門家によると「『アンブロークン』は世界で公開され、評価も高い。反省せずに歴史の真相を抹殺しようとする一部の日本人によるこうした行為は唾棄されるべきだ」としている。英デイリー・メールの報道によると、米民間非営利組織のワシントン州政策局スポークスマン、マンディ・カトラー氏はメディアの取材に応じて「大量の文献資料が、日本の捕虜収容キャンプでは捕虜の虐待が行われていたことを証明している。それのみに留まらず、多くの目撃者や法医学的証言の証拠も存在する」と語っている。

「アンブロークン」は12月25日に米国で上映され、来年は中国で上映されるが、日本では公開予定はない。(提供/人民網日本語版・翻訳/YH・編集/武藤)

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