韓国メディア、日本だけでなく台湾も敵視?その原因とは―台湾紙

Record China    2014年12月21日(日) 7時30分

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19日、台湾・中央通訊社は台湾と韓国のメディアが互いに敵視する記事を掲載していると指摘した。写真は台北。

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2014年12月19日、台湾・中央通訊社は台湾と韓国のメディアが互いに敵視する記事を掲載していると指摘した。中国台湾網が伝えた。

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台湾メディアの報道は韓国に対して非友好的なのではないか?韓国メディアは台湾を無視しているのではないか?こうした見方について、台湾と韓国のジャーナリストが議論。台湾のジャーナリスト・白兆美(バイ・ジャオメイ)氏、韓国中央日報の元部長兼評論委員の劉光鐘(ユ・グァンジョン)氏、評論家の呂志翔(リュー・ジーシアン)氏が分析した。

白氏は「ここ十数年、台湾における韓国についての報道は北朝鮮や天災、韓流に関するニュースが中心になっている。スポーツニュースでは韓国に対する感情的な報道やマイナス面の報道が目立つ。一部の台湾人はスポーツで不公平な判定を受けたことに不満を持っており、メディアの報道がこれに拍車を掛けている」と指摘した。

さらに、「日本メディアでも韓国に対する感情的なフレーズが使われることがあるように、台湾対韓国、日本対韓国などという敵対心をあおるような報道は民族感情に長期にわたって染みわたり、簡単には消し去ることができなくなってしまう」と注意を喚起した。

また、台湾と中国に赴任経験のある劉氏は「中国が急速な発展を遂げたことにより、韓国は台湾に対してほとんど無関心だった」と指摘。韓国メディアは台湾の政権交代や大型選挙には関心を示すが、それはこれらが中台関係に影響を及ぼすからだとし、韓国が台湾を知ることは中国を理解するための非常に重要な第一歩だと述べた。

一方、呂氏は「台湾と韓国に関する報道が相互に少ない原因は経費削減という世界のメディア業界における共通の経営環境にも関係がある」と指摘。メディアは本来の使命に立ち返り、公正で客観的な詳しい報道を大衆に伝えることが重要だと語った。

3人は「双方のメディアが感情的で偏った報道を減らし、国民の理解を深める専門的な報道を増やすことによって初めて相互の誤解が解ける」との認識で一致した。(翻訳・編集/HA)

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