景気過熱に黄信号?6月の北京市CPIは食品6.1%の急上昇、インフレ懸念高まる―中国

Record China    2007年7月24日(火) 23時56分

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23日、6月の北京の消費者物価指数(CPI)が発表された。食品価格が6.1%と大幅な上昇。特に食肉・卵は30%近い値上がりを見せた。利上げなど引き締め策が相次ぐも物価上昇率は高い水準で推移している。

2007年7月23日、中国国家統計局北京調査総隊は6月の北京の消費者物価指数(CPI)を発表した。食品価格が6.1%と大幅な上昇を見せた。特に食肉価格・卵価格は30%近い急激な値上がりとなった。

食料品以外は、交通・通信費用が5.8%の下落、娯楽教育文化費用が1.9%の下落、医療保険費用、住居設備・修理費もやや下落と全般的に安定している。そのなかで食料品価格の上昇は突出している。食品値上がりは低所得者の懐を直撃するだけに、当局の対応が注目される。

また全国的にはCPIは4.4%と極めて高い伸びを見せており、インフレが懸念されている。20日、中国の中央銀行である人民銀行は今年3回目となる利上げに踏み切り、貯金利息にかける税金を大幅に削減することを発表するなど相次いで引き締め策を発表した。しかし小幅な利上げでは不十分との指摘が相継ぎ、景気過熱の継続を予測する声が多いようだ。(翻訳・編集/KT)

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