中国人のクリスマスは「消費とお祭り騒ぎの一大イベント」、宗教的意味合いは皆無=婚姻届も殺到―英紙

Record China    2014年12月24日(水) 22時15分

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23日、英紙フィナンシャル・タイムズは、中国ではクリスマスを宗教に関係なくイベントとして楽しむ風潮が定着していると報じた。写真は南京のショップ。クリスマスに向けた飾り付け。

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2014年12月23日、英紙フィナンシャル・タイムズは、中国ではクリスマスを宗教に関係なくイベントとして楽しむ風潮が定着していると報じた。24日付で中国・参考消息(電子版)が伝えた。

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中国のクリスマスは、ざんげや歴史、伝統、身内などとは無関係。消費とお祭り騒ぎの一大イベントと化している。

中国人のクリスマスの過ごし方は、ショッピングをして外食し、カラオケなどを楽しんだ後で、またショッピングするという具合だ。

中国南部の都市では昨年、クリスマスに250組のカップルが婚姻届を出したが、欧米ではこの日に結婚する人はまずいない。

中国では5年ほど前からクリスマスにプレゼントを贈ることがブームになっている。「中国人はとにかくイベント好き。理由を見つけては祝う。そのイベントにどんな意味があるのか知らなくてもね」と話す人もいる。

中国の社会学者は「中国では仕事のプレッシャーがとてつもなく大きい。愉快になれるチャンスがあれば逃しはしない」と分析する。

西洋式エチケットスクールの関係者は「中国に(米国でクリスマス商戦が始まり、小売業界が黒字になる)ブラックフライデーはない。12月はすべてがブラックフライデーさ」と話す。

中国人がクリスマスやハロウィン、バレンタインデー、サンクスギビングデーなどを輸入する一方で、中国の「独身の日」(11月11日)も海外進出を始めている。中国の電子商取引大手・アリババは、90億ドル(約1兆円)相当を売り上げるこのショッピングイベントを輸出し、世界中の消費者に影響を与え始めている。(翻訳・編集/NY)

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