2014年12月24日、参考消息網によると、中国本土のある企業が、「中国のアップヘア世界遺産申請を支持」とうたった広告を日刊紙に掲載した。

【その他の写真】

髪型のアップヘアの起源をめぐっては、韓国とフランスのネットユーザーがネット上で大論争を繰り広げた。同論争を伝えた南都週刊は、「韓国からは『アップヘアを世界遺産に登録申請すべき』との意見が聞かれ、中国からも、『中国のアップヘアは種類が多く美しい。中国こそ世界遺産に登録申請すべき』との声が聞こえていると伝えた。

香港・東方日報によると、ネット上での論争を受け、中国本土のヘアアクセサリー企業は北京市や上海市、広東省広州市などの新聞8紙に広告を掲載。いずれの紙面でも漢字1文字が張り出され、8文字を繋ぎ合わせると「中国のアップヘア世界遺産申請を支持」とする中国語となる。

広告について同企業の幹部職員は、「アップヘアは単なる髪型ではなく、中国の伝統文化を表している。中国の3000年に渡るアップヘアの文化は今危機に面している。民衆の目を覚まさせたい」とし、売名行為を否定している。同企業の広告は中国のネットで大きな支持を得ているが、売名行為だとみる声も少なくない。（翻訳・編集/内山）