2014年12月24日、台湾の俳優コー・チェントン（柯震東）が大学で講演会を開催し、大麻使用による14日間の拘留生活を初めて生々しく語った。NOWnewsが伝えた。

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コー・チェントンと、ジャッキー・チェンの息子で俳優のジェイシー・チャン（房祖名）が大麻使用の容疑で北京公安局に身柄を拘束されたのは、今年8月14日のこと。チェントンはジェイシーの勧めで大麻を吸引し、使用歴2年であることが明らかになった。2週間の拘留期間を経て、釈放され台湾へ戻り、現在は俳優活動を休止している。

24日、台北市内の大学で講演会を開催。チェントンは2011年の初主演映画「あの頃、君を追いかけた」で一躍人気俳優になり、中国の人気シリーズ映画「小時代」で大ヒットを飛ばし順風満帆だった。「明るい未来しか見えなかった時、北京でいきなり人の群れが向かって来たかと思うと、名前を聞かれて尿検査を要求された。あまりに突然で、ドッキリ番組だろうと思った」と、拘束当時について語った。

拘置所生活で最もつらかったのは「トイレ」。1部屋に10数人が押し込まれ、部屋の片隅にあるのはしゃがんで用を足す和式トイレだった。「今まで一度もそういうトイレを使ったことがなかった。しかもトイレの上には監視カメラがあって、常に10人以上に見られているのが耐えられなかった」と語っており、最初の4日間は用便を我慢し続けたという。

当初、拘置所では誰とも話をせず、頭から布団をかぶって数日を過ごした。「どうして自分がこんな目に？と神様を恨んだ」と語っている。しかし5日目、台湾から駆けつけた両親に面会し、やっと自分の罪を自覚したという。その後、同室の人とも積極的に話すようになり、誰も自分のことを俳優だと知らない人たちから慰められたことを語っている。（翻訳・編集/Mathilda）