中国企業が新聞一面ジャック、韓国の世界遺産申請に抗議―中国メディア

Record China    2014年12月25日(木) 23時37分

拡大

25日、北京、上海、広州など8都市の市民は22日の新聞の一面を見て目を丸めたに違いない。なぜなら、写真も文章もなく、ただ真ん中に大きな漢字一文字が書かれていただけだからだ。

(1 / 10 枚)

2014年12月25日、時尚中国によると、北京、上海広州など8都市の市民は22日の新聞の一面を見て目を丸めたに違いない。なぜなら、写真も文章もなく、ただ真ん中に大きな漢字一文字が書かれていただけだからだ。

その他の写真

同8都市の新聞の一面を集めて並べると、「支持中国盤発申遺(中国のアップヘア世界遺産申請を応援)」という言葉になる。このユニークな広告は一体誰が企画したのだろう?なぜ大金を使ってこの言葉を新聞に掲載したのだろう?

8都市の新聞の一面に書かれていたのはそれぞれ、「支」「持」「中」「国」「盤」「発」「申」「遺」で、その画像がネット上で話題をさらっている。一文字だけを見たとすれば、確かに首をかしげるしかない。しかし、その下にある二次元コードをスキャンすると、「盤出流行美」というゲームが表示される。そして、その簡単なゲームをクリアすると、「中国のアップヘア世界遺産申請応援」に貢献できる。

ゲームの名前から、これは中国のヘアアクセサリーメーカー「流行美」が企画したものであることが分かる。最近、中国のネット上では、アップヘアの起源をめぐって、韓国とフランスのネットユーザーがネット上で大論争を繰り広げ、韓国が「アップヘア文化」を世界遺産に申請しようとしていることが大きな話題となっており、同文化において3000年以上の歴史を誇る中国が危機感を募らせている。「流行美」が今回の企画を実施したのも、中国のネットユーザーの批判を呼んでいる韓国の主張に、一石を投じるためだ。

これは一企業の企画にすぎないが、中国のネットユーザーのから大きな支持を得て、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の有名アカウントも次々に支持を表明。「韓国が中国の文化を次々に自分のものとして世界遺産申請しようとしている。このような企画は本当にうれしい」との声も寄せられている。

同日、多くの人が新聞の一面を携帯電話で撮影し、ネット上にアップした。ネットユーザーらは、「中国のアップヘアは長い歴史を誇る。世界遺産申請して保護するべき」との声を上げている。流行美が大金を使って中国アップヘアの世界遺産申請応援を表明したのも、ネットユーザーらの共鳴を呼んだ。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携