蕭文彬 2017年1月8日(日) 14時30分
台湾台南市を拠点に活動するカメラマン、蕭文彬がハスの花を被写体とした作品を発表した。
台湾台南市を拠点に活動するカメラマン、蕭文彬(シャオ・ウェンビン)がハスの花を被写体とした作品を発表した。
泥の中にあっても清らかに咲くハスは、高潔の象徴などとして古くから愛されてきた花だ。これら作品はほとんどが台南市内で撮影された。白黒写真を選んだ理由について、蕭はグレースケールが持つグラデーションの美しさに加え、「視覚上の意図の伝えやすさ」を挙げる。そして、「自分の撮影人生の中で最初に触れた色だった」とも。今年、61歳になる蕭が初めて手に入れたカメラは中古のペンタックスだった。(編集/野谷)
●蕭文彬(シャオ・ウェンビン)
1956年生まれ。幼少時代は貧しい家庭に育つ。父の「家族写真を撮るためカメラを借りたい」との申し出を親戚が断ったことが、プロのカメラマンを目指すきっかけとなった。初めて手に入れたカメラは中古のペンタックス。これにより、本格的な撮影技術の学習をスタートさせる。現在は台湾南部を代表するカメラマンとして中華南群撮影学会理事長や台南市撮影学会の副理事長を務める。2015年12月には台南市の新光三越で個展を開催した。
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