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<コラム>あなたの店に中国人が来たらどうします?ゴリ押しは断固拒否、相手に恥をかかせない気遣いも必要

山口 康一郎    2017年5月15日(月) 20時40分

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たしかに今の日本は、いろんな面で洗練されているとは思います。たしかに今の中国は、現代日本と比べれば、まだまだだとは感じます。でもそれは以前の日本と同じだとも言えると思います。資料写真。

例えば、ご自宅の場合ならお好み焼などをお薦めしてみたらどうでしょうか?お好み焼の事は、ダーバンシャオ(大阪焼)といいます。関西の方でたこ焼器があるご家庭ならいろいろな具で「たこパ」をしてあげれば、喜んでくれるはずです。たこ焼の事は、ジャンユー/シャオワンツ(章魚小丸子)と言います。作り方やレシピはネットでどうぞ!これなら99%喜んでもらえます。後は、カレーライス。アレンジしてカレー鍋をつくっても喜ばれます。

さて話を戻して、お店の場合の続き。まあ、写真を見せても漢字で書いてもダメ、どうしようという時は、紙とボールペンを持ってきて漢字で書いてもらうのが次の手。「チン/シャ/ザイ/ツリ(請写在這裡=ここに書いてください)」と、やるのが一番でしょうか。これは、他のことでもわからない時はとても有効です。

また、言っていることが聞いてわからない時は、「ティン/プー/ドン(聴不憧=言っていることが分かりません」、「カン/プー/ドン(看不憧=書いていることが分かりません」と、言えば、言い直したり書き直したりしてくれると思います。

ここまでくれば後は注文や要望もだいたい分かる事でしょう。他に気をつけたいことは、中国では、料理を残すのが礼儀ということです。最近では、海外に行く機会のある中国人も多く、残さないことが礼儀という考え方もありますが、「食べきれないぐらいにもてなしてくれた」という意味で、たとえ味に満足していても「礼儀」として残す習慣があります。残されたとしても美味しくないからではないことが多いので、そこは気になさらないように。

また、海老の殻や鶏肉の骨などをテーブルの上に捨てるのも中国式です。自分の皿の縁に戻すことはほとんどありません。もし、殻や骨が出るような料理の場合なら 先にガラ入れを用意して食べる前にガラ入れだと説明するか、一緒に食べて、率先してガラを入れて手本を示して恥をかかせないようにするのも気遣いになるかもしれませんね。

■筆者プロフィール:山口康一郎

1958年鹿児島で衣料問屋の長男に生まれる。現在、中国辺境雲南省の大理古城に居住。17歳の時に喫茶店を開業。23歳の時に法人設立。その後、年商10億まで拡大するまでに至ったが、視察旅行で感じた中国の面白さにハマり、中国移住を計画。国内事業を全て精算し、離婚までして中国に移り住む。「中国人の性格、考え方、制度」や「中国での日本人の生活や起業方法」など、日本からは見えない中国からの日本人としての視点と、日本の商売人の視点から情報を発信します。信条は「三方よし」。

■筆者プロフィール:山口 康一郎

経歴:1958年鹿児島で衣料問屋の長男に生まれる。鹿児島経済大学(現鹿児島国際大学)中退。現在、中国辺境雲南省の大理古城に居住。受験校で有名なラ・サール中学校に入学するが家庭の事情とビジネスに目覚めたことで中退。17歳の時に喫茶店を開業。23歳の時に法人設立。その後、中古電化製品販売店3店舗、携帯電話(auショップ)販売店7店舗、金券ショップ3店舗等々、年商10億まで拡大するまでに至ったが、視察旅行で感じた中国の面白さにハマり、中国移住を計画。国内事業を全て精算し、離婚までして中国に移り住む。「中国人の性格、考え方、制度」や「中国での日本人の生活や起業方法」など、日本からは見えない中国からの日本人としての視点と、日本の商売人の視点から情報を発信します。信条は「三方よし」。

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