非の打ちどころがない美女でも結婚できない、売れ残り女性の問題をどう解決するか

月刊中国ニュース    2017年7月2日(日) 15時20分

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私の知り合いで今年36歳になる女性がいる。非の打ちどころのない女性だが、4年間で50回を超えるお見合いをしながらもいまだ独身である。写真は中国の公園に貼り出された独身男女のプロフィール。両親が本人に代わってお見合い相手を探している。

私の知り合いで今年36歳になる女性がいる。8年間留学して現在は外資系銀行に勤め、収入は非常に高く、美しい女性だ。はたから見れば、このようにどこからみても非の打ちどころのない女性にはとっくに甘い愛をささやくお相手がいてもよさそうなものだ。しかし人生はままならないもの。帰国してから4年、50回を超えるお見合いをしながらもいまだ独身なのである。(文/トウ蕾(トウ=登におおざと):中央電視台元プロデューサー、婚活サイト「桃花島」主宰)

この2年、お見合いでは選ぶ側で、気に入らなければ断れた。しかし年齢を経るに従い、両親の圧力はだんだんと大きくなってくる。母親は電話してくるたびに親不孝だとブツブツ言い、嫁に行けないことがまるで途方もない大間違いのような言い方だ。仕事がどれほどよくても結婚をしていなければ故郷で両親に恥ずかしい思いをさせる。最近では実家に帰るのも母親の電話を受けるのも怖くなってしまった。

そこで基準を下げて、相手の外見も収入や家柄も条件から外した。北京に家があるし、相手が普通に仕事を持ち、安定した収入があって、一緒にいてウマが合い、休暇にはときどき旅行にも行けて、ほかの多くの人と同じように暮らせればそれで良いと彼女は言う。

それなのに相手は依然として見つからず、むしろ具合がわるいことに多くの見合い相手が彼女の年齢を気にし始めた。「子供を産めないのではないか」ということを理由に交際を断る人までいるという。

恋愛にも「適齢期」があるようで、「最適な時期」を逃すと良縁は難しい。それで年のいった売れ残り女性が大勢いるというわけだ。お嬢さんたちがなぜ独身のままなのかと言えば、色々なことが入り混じっているようだ。

こうした売れ残り女性たちが、悔しがったり自分を哀れんだりするだけでなく、家庭の圧力があり両親には責められ、友人たちからの心配(実はおせっかい)まである。これらのことがいっぺんにのしかかって彼女たちの生活は混乱をきたす。簡単に言えば彼女たちの問題の根本は、いかによい男性を探すかということではなく、いかに自分と自分の生活を見直すかということだ。

何のために相手を探すのか?言ってしまえば、そのぐらいの年齢になると、ただ孤独で寂しい生活を変えるためでも、美しくも甘い愛にあこがれるからでもなく、むしろ両親を納得させるため、若くはなくなっていく身体に子供を産む力を持たせるため、そしてひとりの社会人としての属性を完成させたいからなのだ。そこにどれぐらい自分の衝動や情熱があるだろうか?ほとんどないだろう。

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