月刊中国ニュース 2017年7月2日(日) 15時20分
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私の知り合いで今年36歳になる女性がいる。非の打ちどころのない女性だが、4年間で50回を超えるお見合いをしながらもいまだ独身である。写真は中国の公園に貼り出された独身男女のプロフィール。両親が本人に代わってお見合い相手を探している。
このような女性たちには共通の考え方がある。いまはもうすべてを忍んで、まだ独身の男性に伏してお願い申し上げるしかない。そんな考え方が妥当かどうかはひとまず置いて、ひたすらお願い申し上げようというのは、多くの男性の感情には合わない。東北地方には「賤皮子」という特別な言い方がある。何万遍邪険にされようが初恋のように愛する。男性の心が離れていくことを形容することばだ。男性は皆ヒーローコンプレックスを持っている。伏してお願い奉ったり、甘やかしたり、どんなにつらくても何とかしようとすればするほど、彼らはその手に乗らないのだ。
仕方がない、それが人の性だ。私には売れ残り女性に対して共感する気持ちもある。皆生活に疲れ、ひねくれ、そして焦っている。だから私は女性たちにいつもこう言う。気楽に構えていいのよ、独身だということに言い訳してもいいのよ、両親に対してはまじめにコミュニケーションをとり、できるだけ気持ちを理解してもらい、友人に対しては話したければ話せばいいし、話したくなければなかったことにすればいい。人のことなんか誰もいつまでも考えてはいないでしょう?
残ったあなた自身に属する問題も分析してみよう。あなたが望む、望まないにかかわらず、愛してくれる男性がいない。いいだろう、それではひとまずその問題を脇に置き、自分と向き合って、この痛みをめまぐるしい仕事のせいにするのではなく、正常かつピリピリしない生活状態を作り出せないだろうか?外の世界を見て、興味のあることを学び、あるいはひとりの時間を楽しむ。結婚すれば舅姑の世話だ、子供たちの世話だ、家の修理だとてんてこ舞い。
ひとりの時間が恋しくなるに違いないのだから。やはりこれに尽きる。どうしても結婚しなければならないなら、結婚に何を求めているか考え納得しておくことだ。それ以外は適当に妥協するしかない。感情などというものは時の流れによって変わるから、後で育てていけるものだ。心が通いさえすればよいのだ。心に比べれば、車、家、戸籍、ブランドみたいなものは、ある年齢に達すればそれほど大切ではないことに気づくだろう。(提供/月刊中国ニュース)
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