ネットとリアルが交差する中国のラブコメ、ヒットメーカーのプロデューサーが舞台裏を語る

Record China    2017年9月14日(木) 17時40分

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ヤン・ヤンとジェン・シュアンが共演したロマンチックラブコメディー「シンデレラはオンライン中!」。同作をヒットに導いたプロデューサーのション・シャオリン氏が舞台裏を語った。

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こうした中で、ドラマにとって一番大事なのは、脚本や俳優の演技による、登場人物像をうまく作り上げることです。人物像がちゃんと浮かび上がってくると、視聴者の皆さんは感情移入ができて、登場人物と一緒にその人物の人生を体験したり、笑ったり泣いたりします。最終的に、視聴者が原作小説と同じように、ドラマのシャオ・ナイ、ベイ・ウェイウエイ、ホー・イーチェン、チャオ・モーション、フォン・トン、シュエ・シャンシャン…を好きになってくれました。これはドラマ化する際、原作の人物が持つ一番優れた大切なところをちゃんと残せたからだと思います。

■「シンデレラはオンライン中!」制作時のマル秘エピソードはありますか?

小説から脚本を制作した際、何人かのキャラクターをドラマのために大きく創作しなおしました。たとえば、ツァオ・グァンは原作の中でそれほど描写されていませんでしたが、読者の記憶に深く残る人物です。脚本家たちはドラマ化にあたって彼の役割を大きくすることにしました。ウェイウェイとアルシーと同じ大学に通うツァオ・グァンは、アルシーと正反対の性格の持ち主で、この2人のやり取りがドラマに動きを与えます。実は撮影開始時には、最終話の脚本がまだ完成していませんでしたが、2人のやり取りから恋の発展がにおいます。そのため、スタイリストさんは2人の衣装やヘアスタイルに気を使い、わざわざカップルとなるように、チェック柄の衣装やパーマ頭にしています。そうすると、視聴者は2人が最後恋人になるだろうと予想できますよね。

あと、KOと美人先輩ことハオ・メイの関係ですが、この2人には熱狂的な原作ファンがいます。2人の話になると、ハイになってしまうほど(笑)。脚本を制作するとき、検閲にひっかからないかが心配でしたが、聡明な脚本家たちは2人の特別な友情を加減よく描いてくれました。KOを演じるチャン・ビンビンは撮影シーンがそんなに多くないため、はじめはなぜこんなにせりふが少ないのだろうと心配していました。それに高度な演技を発揮する場面が少なかったのです。しかし、いざ放送が始まると、KOと美人先輩への視聴者の関心度が非常に高くて、毎日検索ランキングにランクインしていました。これも私たちが当初予期しなかった良い結果でしたね。

それから、ウェイウェイのルームメートやシャオ・ナイのルームメートを演じた俳優たちは撮影期間中、数カ月ずっと一緒のシーンを撮影したり、現場で食事したり、仕事を覚えたりして、すごく仲の良い関係になりました。そのため、ルームメートのシーンになると、仲の良さが画面を通しても伝わってきますし、ドラマの中で描かれた、わいわいふざけ騒いでいる日常生活も実際の状態にとても近いです。そのおかげか、視聴者からルームメイトの日常をあと100話ぐらい見たい!との声を多くいただきました。

■「シンデレラはオンライン中!」のキャラクターをヤン・ヤンさん、ジェン・シュアンさんが演じられましたが、2人を起用した理由を教えてください。グーマン先生もキャスティングに関わりましたか?またヤン・ヤンさんとジェン・シュアンさんの印象をお聞かせ下さい。

主演俳優を選定する過程では、私たちは先生とファンの意見を尊重しました。有名なブロガーが本作品に関する情報を発表したとき、私はコメント欄に書かれたすべての内容を欠かさずチェックしました。また、ファンやオピニオン・リーダーが自発的に企画した投票イベントの結果にも目を通しました。年齢、イメージ、性格など各方面から皆さんの意見を参考にしました。最後はもちろん天の利、地の利、人の和をそろえた結果、ヤン・ヤンさんとジェン・シュアンさんを主演に迎えることができました。クランクインセレモニーのとき、2人が一緒に立っているところを見ると、とてもピュアで目の保養になるようなカップルだなあと本当に感心しました。その後、重要なシーンが撮影されるたびに、やっぱりファンの皆さんの意見が正しかったと強く感じました。2人がウェイウェイとシャオ・ナイという神様級のカップルを演じる、最適な俳優です!

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