Record China 2010年3月21日(日) 13時4分
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15日、英紙デイリー・テレグラフは「中国語が英語の侵入被害を受けている」と題した記事を掲載し、日常使用する中国語の中に英単語が頻繁に登場するようになったことに対し、相反する二つの意見を紹介した。写真は瀋陽市の若者。
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2010年3月15日、英紙デイリー・テレグラフは「中国語が英語の侵入被害を受けている」と題した記事を掲載し、日常使用する中国語の中に英単語が頻繁に登場するようになったことに対し、相反する二つの意見を紹介した。18日付で環球時報が伝えた。
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記事によると、国際翻訳家連盟(FIT)の黄友義(ホアン・ヨウイー)副主席は「中国語の日常会話の中にok(オーケー)、bye‐bye(拝拝/バイバイ)、guitar(吉他/ギター)、modern(摩登/モダン)などの英単語やDVD、CEO(最高経営責任者)などの略語が混じりこんでいる」と語り、「このまま放置すれば、数年間のうちに純粋な中国語はなくなってしまう」と危惧している。さらに、「中国語は将来的に、情報伝達と感情表現を行う独立した言語としての地位を失うのではないか」と憂慮し、先ごろの中国人民政治協商会議(全国政協)で、出版物における英語の名称(住所・人名・企業名)の使用を禁ずる提案を行ったという。
一方、これに対し、中国社会科学院語言研究所の顧曰国(グー・ユエグオ)研究員は「中国語からすべての外来語を削ったら現代の中国語は半分しか残らない」と語り、「他言語の単語を拝借するのはもはやグローバル現象であり、文化交流と吸収が積極的に行われているというシグナルである。中国だけがその枠から外れることは不可能。フランスでも幾度も外来語排斥を試みているが実現したためしがない。コカコーラの缶を片手にナイキのシューズを履いている我が国の若者たちだって立派な中国人だ」と指摘している。(翻訳・編集/HA)
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