世界ブランドの命運は中国人の嗜好にかかっている―米紙

Record China    2011年4月17日(日) 18時26分

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11日、中国の「消費中心社会」への転換を示すのは、広告産業の発展とブランド浸透だという。写真は河南省鄭州市のルイ・ヴィトン専門店。

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2011年4月11日、米ニューヨーク・タイムズは、オックスフォード大学中国研究センターのカール・ガース(Karl Gerth)教授のインタビュー記事を掲載した。15日付けで環球時報が伝えた。

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ガース教授によると、中国経済の成長はこれまで国内消費拡大を伴ってこなかったが、中国は今「消費中心社会」への転換点にあるという。同教授は中国の消費社会への転換を示す2つの現象を指摘、それは広告産業の発展とブランドの市場浸透だとしている。

広告産業についていえば、いまや広告が毛沢東時代からの政治的スローガンに取って代わるようになっており、タクシー、エレベーター、トイレなどどこででも広告の液晶パネルが目に入るようになった、と同教授。そして、世界のあらゆる有名ブランドが中国に進出している。

数億人の貧困人口と同数以上の中産階級が同居している中国。しかし同教授によれば確かに西側先進諸国や日本と同じような消費社会に突入しつつある。これからの中国市場で最も消費拡大の恩恵を受けるのは、自動車と贅沢品ブランドだという。(翻訳・編集/津野尾)

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