<コラム>日本の人気ブログに“異変”、中国関連の投稿が増える

ゆーちゃん(渋谷汪子)    2018年7月10日(火) 21時50分

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人気ブログ、「さぷら伊豆」に“異変”が起きている。その“異変”とは、「中国関連記事」の投稿率が増えてきており、しかも、その記事を見て中国好きになる読者がどんどん増えているというのだ。写真は四川フェス2018に参加するオカモー氏(右)。

筆者:いやいやいや、その行動力がすごすぎる(笑)。ちなみに、実際に四川に行ってみて感想はどうでしたか?

オカモー氏:んー、やっぱり中国人は心が温かい人が多かったよね。四川料理博物館のスタッフさんなんか、俺が全然言葉話せない外国人だってわかると、わざわざバス停まで送ってくれたりさ。違うバスが来ると、「あなたの乗るバスはあのバスじゃない」って教えてくれて、結局その人、正しいバスが来るまでバス停で一緒に待っててくれたんだよ。

筆者:心温まる良い話ですね。ちなみに、肝心の四川料理はどうでしたか?

オカモー氏:いやー、とにかく美味いね!!四川って人口が1億人近い地域なんだけど、皆、とにかく食べることに対して貪欲。そして皆が皆、より美味いものを食べたいって思ってるから、常にどんどん美味しい料理が生みだされる土壌があるんだよね。例えば、大通りのビルなんかで日本と比較すると、日本って1階、2階は大体アパレルとかがテナントで入ってるビルが多いじゃない。でも、四川は見渡す限りのビルの1階、2階のテナントにレストランがはいっているんだよ。こういうところにカルチャーショックというか、「食べるということに対する考え方の違い」を感じたなあ。

筆者:それが中国に関わりはじめることになったキッカケだったんですね!

オカモー氏:そうそう、それで帰国してすぐ、中川さんに「本を読んで四川に行きましたー」って連絡してみたんだよね。そしたら「おおっ、そしたら今度、四川フェスという祭りをやるので、一緒に何かやりませんか?」って誘われて、それから一緒に色んなイベントに協力するようになったというわけ。

筆者:なるほど、こうして聞くと、やはりオカモーさんは「中国との縁」があるなーと感じますね。

オカモー氏:中川さんと知り合って、中国関連のイベントに参加するようになってからは、自身でも「餃子を手作りして青島ビールを飲むイベント」や、「麻婆豆腐を手作りして食べるイベント」とか、いろいろ中華料理イベントを主催するようになったよね。

筆者:日本人が食を通じて、中国料理、中国文化に対する理解を深める。そうして日中両国が相互理解を深めることによって、結果として日中両国の友好関係に繋がってゆくことは素晴らしいと思います。

オカモー氏:俺は世界中の色んな国を旅してきて、今まで色んな人を見てきて思ったことがあるのね。それは「人間、本当に悪い人なんていないってこと」。例えば、ある人から見れば悪い人でも、別の人から見れば良い人かもしれない。結局付き合い方の問題なだけ。だから、俺は全ての人に対して偏見を持たないようにしているよ。

筆者:最後に、今後どのように日本人が中国人と付き合っていくべきか?オカモーさんの考えをお聞かせください。

オカモー氏:んー、中国ってすごいスピードで、既存の流行や価値観が変化していく国だから、日本もその中国のお国事情を理解した上で中国人と付き合っていくことが今後の課題になるんじゃないかなって、俺はそう思うね。

1冊の本が、オカモー氏の中国観を変えたことで、今まで中国や中華料理に興味を持たなかった多くの日本人に、中国文化と触れ合うキッカケが生まれることになった。見えない点と線で色んなモノ、人が繋がって、それが少しずつ社会を動かす大きなチカラとなっていく。

そうして、次はどんな化学反応が起こるのか。このパルプンテ的な展開にワクワクする。いろんな人がいて、いろんな日中友好の形があってもイイよね。人と人を繋ぐチカラ、半端ないって(笑)!!改めて、今回そう思った。

■筆者プロフィール:ゆーちゃん(渋谷汪子)

大手商社総合職だった父親、国際線CAだった母親に、グローバル人材になるための教育を受けるが、まったくと言ってよいほど勉強に興味が持てず落ちこぼれる。99年より、大好きだった三国志に触発され中国留学を決意。数年の北京生活を経て、中国という国の魅力にドハマりする。自身が代表を勤める「一般社団法人Japanese&MandarinUnion-JMU」は、首都圏最大の中国語コミュニティの1つとなっている。

■筆者プロフィール:ゆーちゃん(渋谷汪子)

大手商社総合職だった父親、国際線CAだった母親に、グローバル人材になるための教育を受けるが、まったくと言ってよいほど勉強に興味が持てず落ちこぼれる。99年より、大好きだった三国志に触発され中国留学を決意。数年の北京生活を経て、中国という国の魅力にドハマりする。自身が代表を勤める「一般社団法人Japanese & Mandarin Union-JMU」は、首都圏最大の中国語コミュニティの1つとなっている。

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