欧米人は海外で間違った英語表記を見ると、大いに笑い、記念撮影などを行うが、彼らにとって最も「ウケる」間違い英語は中国にあるという。中国の公共広告の多くには英語訳が添えられているが、パソコンの翻訳機にかけたと思われる不自然な直訳が多い。例えば、中国の空港のトイレには「小心地滑(足元が滑るので注意)」とあるが、その英訳は「BE CAREFUL OF LANDSLIDE(地滑り注意)」。
北京首都国際空港には「請不要把煙灰弾入此処!(ここに吸い殻を入れないで下さい)」の表示に、「Please don’t bomb into the ash here!(ここの灰に爆弾を入れないで下さい)」の英訳が書かれている。また、背の高い外国人のために「当心[石並]頭(頭をぶつけないよう注意)」とあるが、これがなんと「Mind Crotch(陰部を気にしろ)」に。
子供を救う慈善団体への寄付金箱には、英語で「FOR ESPECIALLY DIFFICULT CHILDREN」と書かれているが、これは「特別に扱いにくい子供のために」の意味だ。また、空港内のゴミ箱には分別するために「不可回收(リサイクルできないゴミ)」と表記されているが、英語表記は「UNRECYCLING(リサイクルしない)」となっている。
さらに空港内のロビーには「老弱病残孕(高齢者、病弱者、障害者、妊娠中の女性)」専用の椅子が設置されているが、英訳は「The old weak and pregnant(年寄りで弱った人と妊婦)」と失礼極まりない。江蘇省の徐州観音空港には「文明机場(レベルの高い空港)」と大きく書かれた額が飾られているが、その英訳「CIVILIZED AIRPORT(文明化した空港)」を見た外国人は「やっと文明化したのか!」と思うはずだ。(翻訳・編集/本郷)
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