メダルを売らないで!生活苦のトップランナーに援助の申し出―北京市

Record China    2007年4月13日(金) 9時51分

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2007年4月7日、著名な元マラソンランナー、艾冬梅さんは生活苦のためメダルを売却すると発表し話題を集めたが、黄乃海の忠告と援助を受け入れ、売却を止めたという。

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2007年4月7日、中国で数々のメダルに輝いたマラソンランナー、艾冬梅(アイ・ドンメイ)さんは生活苦のため過去に獲得した16個のメダルを売却すると発表した。

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多くの人々が輝かしい経歴を持つスポーツ選手が貧困にあえいでいる事実に衝撃を受けた。また国家代表選手のメダルは果たして個人の財産なのかという議論も起きた。

12日午後、艾さんは最初の、そして最後の「メダル購入者」と会った。南京からやってきた黄乃海(ホワン・ナイハイ)さんだ。黄さんは報道を見るとすぐに連絡をとり、「スポーツ選手の最高の栄誉であるメダルは売ってはいけない」と説得、かわりに2万元(約30万円)を援助すると申し出た。黄さんは67歳で現在毎月1200元(約1万8000円)の年金で生活している。2万元といえば、年金2年分に相当する額だ。そのため艾さんは断ろうとしたが、黄さんの熱心な申し出についに援助を受け入れた。

今後は応援してくれた人のためにも、メダルは売らずに頑張りたいと艾さんは言った。黄さんには感謝の気持ちとして、2000年のボストンマラソンのメダルを贈るという。(翻訳/編集・KT)

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