元帥に助けられた日本人孤児―宮崎県

Record China    2007年4月13日(金) 11時18分

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2007年4月12日午後、宮崎市で栫美穂子さんは同日午前に温家宝首相が国会演説で美穂子さんの話を取り上げたことについて、「とても感動した。私はこれからも日中友好に力を尽くしたい」と述べた。聶栄臻(ニエ・ロンジェン)元帥の資料写真。

2007年4月12日午後、宮崎市で栫美穂子さんは同日午前に温家宝(ウェン・チアパオ)首相が国会演説で美穂子さんの話を取り上げたことについて、「とても感動した。私はこれからも日中友好に力を尽くしたい」と述べた。

美穂子さんは日中戦争期に中国で両親を亡くし、孤児となった。中国兵に助けられ、聶栄臻(ニエ・ロンジェン)元帥が彼女を引き取り、後に日本に引き渡したという。1980年に聶元帥がかつての日本人孤児の行方を捜しているとの報道があり、後に美穂子さんと判明した。同年7月に美穂子さんは中国で聶元帥と再会を果たした。その後、美穂子さんは何度も中国を訪問し、その縁で1999年には彼女の故郷・宮崎県都城市と聶元帥の故郷・四川省江津市は友好都市となった。

美穂子さんは現在70歳。夫と都城市に済んでいる。3人の娘と7人の孫に恵まれ、幸せだという。美穂子さんは笑いながら、「中国で助けてもらったから、今こうしていられるんです」と語った。(翻訳/編集・KT)

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