「振り返っていたら命はなかった!」生存者証言―遼寧省鉄嶺市

Record China    2007年4月19日(木) 10時37分

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2007年4月18日早朝に発生した、遼寧省鉄嶺市の溶鉄流出事故。32名の犠牲者を出す大惨事となったが、生存者2名からの証言で、事故は本当に一瞬の出来事だったということが判明した。

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2007年4月18日早朝に発生した未曾有の「溶鉄流出事故」は、32名の犠牲者を出すという大惨事となったが、難を逃れた生存者2名の証言を得ることができた。

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午前8時は、事故の現場となった清河特殊鋼有限会社工場の作業員交代時間となっており、夜勤を終えて帰宅準備をしていた周(チョウ)さんは、ゴーンという大音響で事故を察知、現場から一目散に逃げ出したと言う。それでも手や足に重度のやけどを負った彼は、「あの時もし一瞬でも振り返っていたら、私も死んでいたはず。」と語った。

もう一人の生存者矯(チャオ)工場長は、溶鉄釜の近くでかがんで工具を拾おうとした瞬間に、溶鉄釜が落ちたと言う。幸い釜の口が矯さんとは反対の方向に向いていたため、難を逃れた。しかし背中と臀部にやけどを負った矯さんは、インタビューに対し、「溶鉄の温度は1500度以上あるんだ。それが降りかかってきた。痛みを感じるまもなくただ前を向いて全速で走った。」と震えながら述べた。

彼らが運び込まれた病院の集中治療室には、他にも生存者がいるもようだが、詳しいことはまだ不明である。(翻訳/編集本郷智子)

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