中国の「生活大調査」、単身女性は熱愛中の人より幸せ?―中国紙

Record China    2021年2月21日(日) 19時0分

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中国紙・北京日報は14日、「単身女性は熱愛中の人より幸せ?」と題し、「中国美好生活大調査」の結果を紹介した。写真は中国の結婚証明書。

中国紙・北京日報は14日、「単身女性は熱愛中の人より幸せ?」と題し、「中国美好生活大調査」の結果を紹介した。

記事は「異なる感情関係にある中国人は今、どのように過ごしているのだろうか」と称し、「結婚している人」「恋愛中の人」「単身の人」の状況について説明。ここでいう「単身」とは配偶者や恋人がいない人を指しているとみられ、記事はまず仕事について「2020年、大部分の人の仕事は安定していて変わらなかった。うち、既婚者の仕事の安定性は恋愛中や単身の人より高かった。恋愛中でアルバイトや転職を選んだ人の割合は小さくなかった」などと説明。また単身者の昇進・昇給が目立ったことを指摘し、消費の主力になっている単身者の多くが20年に最も好んで買い求めたのはデジタル製品や家電だと伝えた。一方、恋愛中の人は旅行や健康関連、既婚者は教育、自動車、住居、保険、スポーツ・フィットネスだったという。

余暇の時間に関しては最も長かったのが恋愛中の人で、記事は「このような時期には時間をつくり出すものだ」と指摘。最も忙しいのは既婚者で、「余暇の時間がない」という人は他の二者を上回った。また、余暇の過ごし方について、「恋愛中はスマートフォンでの娯楽やネットショッピングが減る傾向にあり、結婚すると『家族と過ごす』『家事』『テレビ』に占められる」ことが分かったという。単身者は男性が家事、ネットショッピング、フィットネス、グルメに時間を使っているのに対し、女性はスマホでの娯楽、テレビ、読書・学習、美容が多かった。ただ、結婚後は家事、ネットショッピング、グルメが女性の主な余暇時間を占めるようになるそうだ。

また、幸福感について記事は「孤軍奮闘する単身者はやや孤独とはいえ、感情のもつれやささいなことでのいざこざはない」などとし、「過去1年、単身者の幸福感は既婚者とほぼ同じだった」と紹介。男女別では男性より女性の方が「幸せだ」と感じている人がやや多く、単身と既婚の女性の幸福感は恋人のいる未婚女性を上回ったとの結果が出たといい、記事は「甘い恋愛には甘い苦悩が伴うということだろうか」と指摘した。

この他、「もし選択の機会があるなら、あなたは何を変えることを選びますか」との質問に対し、「結婚」を挙げた既婚女性は既婚男性を大幅に上回っており、記事は「女性たちは何を変えたいのだろうか。きっと現状に不満があるからで、どのようにしたら家庭をより安定させ、結婚をさらに幸せなものにできるか、男性はもっと注意を払うべきだ」と呼び掛けている。(翻訳・編集/野谷

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