【CRI時評】世界注目の中米対話、中国が発した三つのシグナル

CRI online    2021年3月21日(日) 15時12分

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米アンカレジで2日間の日程で行われた中米ハイレベル戦略対話が19日終了した。

米アンカレジで2日間の日程で行われた中米ハイレベル戦略対話が19日終了した。双方はそれぞれの内外政策や中米関係、共に関心を寄せる重大な国際・地域問題について、率直で深く長時間にわたる建設的な意思疎通を行い、対話が良い時期に開かれ、有益で相互理解を深めたとの認識で一致するとともに、いくつかの問題で重要な相違点も残った。

中国側は今回、誠意を持ってアンカレジに赴き、2日間の対話で立場と関心を率直・誠実に表明し、三つのシグナルを明確に発信した。

まず、中国側は今回、問題を解決するために赴いたのであって、口論するためではない。しかし、米国側からのいわれのない非難と横暴なやり方に対し、中国側は理にかない根拠に基づいて反論・反撃するとともに、中国共産党の執政地位と制度安全の損害は容認できず、中国の内政に属する台湾、香港、新疆、チベットの問題への外部による干渉に断固反対するという「レッドライン」を引き、国家の主権、安全、発展の利益を守るという揺るぎない決意と意志を示した。

次に、双方には重要な相違点も残っているが、中国側は、米国側と実務的に協力できる点を模索する努力を続け、これについて一定の合意に達し、中米両国と全世界の利益に対する高い責任感を示した。

第三に、中国側は、大国の付き合い方に対する考えを明らかにし、「真の多国間主義」を揺るぎなく守り、イデオロギーによる線引きや集団的対抗に反対している。

中米の対話継続の扉は常に開かれているが、双方に求められるのは向き合って進むことだ。中国に対して上から目線であれこれと口出しをする時代はもうとっくに終わっている。米国側が平等と相互尊重を習得して初めて、中米関係「氷解」の好機の扉は開かれる。(CRI論説員)

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