今年は、WTO加盟20年目、「一帯一路構想」提唱から8年目、中国共産党誕生100周年という節目の年。バイデン政権発足半年経っても米中新冷戦の過激化に歯止めがかからない理由は、単に政治外交や貿易通商の「デカップリング」だけでは説明仕切れない奥深いものがあるに違いない。それは、アメリカ型の訴訟社会とアジア型農耕社会の対峙、西側の「法の支配 Rule of law」VS「党/国家の支配 Rule by law 」 ----「社会主義大陸法系」 VS「アングロサクソン英米法系」の対決構図の定着化が、そもそも米中対決の地下水脈を作ったのではなかろうか?米中「新冷戦」は、すでに貿易摩擦、ハイテク技術摩擦を超えて、法律摩擦という新たな危険水域にのめり込んでいるのだ。
この記事のコメントを見る