羽生結弦のために私はスポーツ記者になった―中国人記者

Record China    2022年2月28日(月) 20時20分

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中国メディアの鳳凰網は27日、日本人のフィギュアスケート選手・羽生結弦のためにスポーツ記者を目指したという記者実習生・大剛(ダー・ガン)さんの手記を掲載した。

■4A成功ならず…「残念」ではなく「希望」

「たとえ4回転アクセル(4A)を跳べなくても、彼は私の心の中で変わらず一筋の光のような存在。ファンの人たちがよく『あなたは光です』と言うように、彼はまさに光なんです」

光姉さんに出会ったのは2月10日、男子フリーの演技当日だった。羽生選手は夢に見た4Aを完成させることはできなかった。何度も考えた結果、やはり光姉さんに羽生が4Aを跳べなかったことへの気持ちを聞いてみることにした。「残念」という言葉が返ってくることを予想していたが、彼女の言葉からはそうした感情が感じられなかっただけでなく、逆に「希望」に満ちあふれていた。

「彼がここに来て、最高のパフォーマンスを見せてくれたことに、私はとても感動しています。彼は光です。どこに行ったとしても彼の光を遮ることはできません」。彼女がそう語るのを聞いて、私は少し恥ずかしくなった。彼女と比べると自分は(器が)小さいように感じたのだ。

光姉さんが羽生選手を好きになったのは6年前。羽生選手のことを知ったのは彼女にとって「幸せなこと」だった。「1000人の心の中には1000人のハムレットがいる」と言われるように、一人ひとりのファンの目に映る羽生選手もそれぞれ異なる。光姉さんの目に映る羽生選手はやる気に満ちあふれ、自分を絶えず超えていく、永遠の負けず嫌い。そんな姿が、ずっと彼女の支えになってきた。

光姉さんに目が留まったのは、彼女が小学生の娘を連れて出待ちをしていたからだ。「この子は私を応援してくれてるんです。私はこの子に『今日は私に付き合ってね。この先あなたに好きな人ができたら、ママも必ずあなたに付き合って一緒に見に行ってあげるから』と言ったんです」。

その日は話をした時間が短くて、彼女の名前も聞けなかった。なぜ「光姉さん」と呼ぶのかというと、羽生選手が彼女の「光」であり、彼女が私と話をする時に目の中に「光」を宿していたから。

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