Record China 2019年5月20日(月) 16時50分
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「フリーハグ」を通じて世界の平和を訴える活動を行っている桑原功一さんが、「世界5大大陸でのフリーハグ」という壮大な目標を掲げてクラウドファンディングに挑んでいる。この挑戦を思い立った経緯をご本人にうかがった。
――国によってハグの仕方に違いや特徴はありますか?
台湾人は本当にフレンドリーで、老若男女問わずハグがしやすいです。フリーハグをしていると、飲み物やお菓子をいただいたりすることがよくあります。
バングラデシュのハグはとても興味深く、一度に3回、右、左、右とハグします。また、厳格なイスラム教の国なので、女性とは一度もハグできませんでした。
インドネシアもイスラム教の国なのですが、比較的ゆるく、女性ともハグすることができました。ハグはせず、一緒に記念写真を取ろうとする人が多かったです。
――多くの人とハグするために気を付けていること、コツなどはありますか?
なるべく自分からハグをしにはいきません。相手が自発的にハグする姿を皆さんに見てもらいたいので、自分は所定の位置に立ち、ハグしてくれるのを待つようにしています。ただ突っ立っていると、ハグをする意思がないように捉えられてしまいますので、「いつでもハグできるよ」という意思表示で手を広げて待つようにしています。
それと、相手に親しみを感じてもらうための声かけは大切ですね。現地語で「こんにちは」「ハグしませんか」「ありがとう」の3つぐらいは覚えて、声かけをしています。小さい子どもがハグをしに来たときは、地面に膝をついて、同じ目線で子どもの目を見て、一人の対等な人間と感じてもらえるような姿勢でハグするようにしています。
フリーハグは一期一会なので、一度ハグした人と次に出会うことはなかなかありません。なので、出会えた喜びを笑顔で表し、感謝を思いっきり込めてハグをしています。
――日本のネット上では批判の声も多いということですが、そうした声にさらされてもなお、強い気持ちで活動を続けてこられた原動力はどこにあるのでしょうか?
批判を避ける方法は一つしかありません。それは何も挑戦しないことです。「人生は挑戦だ」と思っている自分にとって、批判は避けられません。でも、僕にはありがたいことに批判する人以上に、応援してくれる人がたくさんいます。自分がやりたいことをやって、それに共感して、いつも支えてくれる多くの人がいる。その人たちが喜んでくれることが、今の僕の原動力です。
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